お知らせ

咳嗽診療ガイドラインを紐解く

2019.11.02

 当たり前のように咳は誰もが経験しますが、原因によって基礎疾患によって生活の質をかなり落とします。というわけで、咳のガイドラインがあるわけです。
 急性に発症し、長期間続く咳には後鼻漏が関係します。このような病態が何回も繰り返し現れるようでは、慢性副鼻腔炎が隠れている可能性も高いのです。
 風邪を引いた後に咳が続くことがありますが、アトピー体質のある人にはこの「単なる風邪ウイルス」であるライノウイルスがとても悪さをします。あとビー体質の人は、もともとライノウイルスが侵入する窓口(受容体)が細胞表面に多く出現しており、ウイルスをやっつけるためのインターフェロンアルファが少ないのです。IgE抗体が多いほどIFαが少なくなることが分かっています。ならば、窓口をなくし、抗IgE抗体を投与すればいいのです。理論的にはそうであり実際に効果は出るそうですが、そんな高価で手間のかかる方法を風邪に適応するわけにはいきません。そこで、、、。気管支を開き気管支の過敏性を除去するLABA、LAMAの出番が出てくるわけです。さらに気管支の炎症を抑えるステロイドを使えばよいのです、、、。ところが、COPDの人はステロイドの吸入によって肺感染症が増えることが分かっています。好酸球を抑える良い作用もあるのですが、結核が増えてしまっては元も子もありません。肺感染症を増やさないステロイドを使えばよいのですが、そんなものはあるのでしょうか。どうもありそうです。
 アトピー体質の持続性、反復性慢性咳嗽に使う吸入薬に良いのはそんな性質を併せ持った薬です。というような勉強をしてきました。さらに、抗生物質を使うならば、何を使ってどう考えるか、などについても勉強してきました。

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