お知らせ

SGLT2阻害薬という尿糖を出させる薬

2020.03.30

 この薬には様々なメリットがあることが分かってきました。糖尿病治療薬としては邪道とさえ言われていた薬です。最近では心不全の発生を予防することもわかってきており、今では循環器領域でも使われはじめています。腎不全の発生も予防します。この機序についていろいろといわれていましたが、多くは血糖を下げる効果に結び付いた内容での説明でした。
 新しく交感神経について考察した内容について勉強してきました。肥満者は交感神経が優位に活動していることはわかっていますが、この薬はそのような患者で夜間の交感神経興奮を治める作用があるようです。痩せている人は夜間の交感神経亢進はないため、肥満糖尿病患者ほどの効果はないのではないかということです。つまり、この薬を使って体重が減った肥満者は、交感神経抑制による恩恵をたくさん受けることができるようです。
 血糖に関して言えば、この薬にDPP4阻害薬を併用すれば、血糖が下がる上に血糖の日内変動幅が減ります。この薬で膵β細胞のインクレチン作用を増強するからではないかという理由でした。ほかにも様々な知見から、やはり糖尿病にSGLT2阻害薬は欠かせないようです。

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