あめのもり内科

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2021.04.24

骨粗鬆症に起因する骨折にはよく遭遇します。こんなに折れやすい骨折に対してどのような手術を行うのかについては前から興味がありました。今日は整形外科の勉強会でその内容について勉強しました。
上腕骨近位部骨折などは、骨頭に骨幹部を打ち込んでプレートで固定するとのことでした。骨に金属の添え木を当ててねじで骨を固定します。粉砕してしまっている部分は、場合によっては削って、骨幹を骨頭に嵌入させて固定を得るのだそうです。もちろん骨は短くなりますが、老人にはさして問題にならないとのことでした。それよりも骨性癒合をきっちり作ることが大事です。若い人では、骨の長さを短くすると支障が出る場合があるので手術法が変わることがあるそうです。
術中の写真や、術後のレントゲン写真の供覧もありました。
同じような手術法は別の部位の骨折にも用いられます。なるほどでした。
骨粗鬆症にならないように、また骨折が起こってからのfollowは内科の仕事です。背中が曲がってきている人や診療が縮んできている人、ステロイドなどを使用している人はしっかり骨粗鬆症の治療をしたいと思います。

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