あめのもり内科

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2021.10.28

便秘症は生活の質を落とします。健康関連QOLだけでなく労働生産性に影響を与える可能性があります。海外ではこのような研究はあったのですが、日本では2017年に初めて研究が行われました。どうやら人口の11%に慢性便秘(自己申告+医師による診断)があり、そのうち70%弱が女性でした。平均年齢は55歳、86%が何らかの薬物を使用していました。また慢性便秘症の30%が重度と診断されています。
今までは大腸刺激薬と酸化マグネシウムの投与が一般的でしたが、大腸刺激薬は効き目が悪くなることがあり、逆に大腸の機能が障害されることがあります。また酸化マグネシウムは高マグネシウム血症をきたすという問題があります。また、長期にわたる二価金属イオンの服用は、鉄や亜鉛、その他の微量元素の吸収を妨げる可能性もあります。従来薬は値段が安いのが取り柄ですが、今ではより生理的に効果のある便秘薬が上梓されています。

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