どうも尿酸が高いと高血圧になりやすく慢性腎不全にもなりやすいことがわかってきました。尿酸が高い人を二万人も、7.4年も観察した観察研究によるとやはり高尿酸血症が末期腎不全の発生リスクを上げるようです。末期腎不全では、透析療法という腎臓代替療法をする前にほとんどが血管病変(心筋梗塞や脳梗塞など)で死に至ります。末期腎不全に至らないようにすることが大事なようです。それでは、高尿酸血症を治療すれば本当に末期腎不全にならないのでしょうか。確かに、治療を行うと高血圧や腎不全進行を防げるという結果が得られつつあります。
尿酸が高いといっても、尿酸の産生過剰タイプト尿酸排泄低下タイプがありますが、タイプにかかわらず尿酸の産生を阻害するタイプの薬で良い結果が得られるようです。具体的には6㎎/dl以下にする必要があります。
blog高尿酸血症と慢性腎不全
2019.01.30