あめのもり内科

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2019.09.29

 骨髄内で間質を構成し、造血幹細胞の維持、自己複製増殖、文化を支持する微小環境を形成し、種々のサイトカインや液性因子を産生し、T,B,Nk細胞、単球、樹状細胞等の免疫担当細胞に対して抑制的に働く一方で制御T細胞には促進的に働きます。HLAの発現は少なく、共刺激分子であるCD80, CD86, CD40等を発現していないために、非自己T細胞を刺激しません。炎症部位や障害部位に集積しやすく、凍結保存が可能で増殖能も高い細胞です。日本では急性GVHDと外傷性脊髄損傷に対して、MSC治療が保険診療として行われています。
 この治療が、将来的に他の疾患に使えるかどうか、また骨髄由来以外のMSCの臨床応用も研究されています。さらに、細胞外小胞をつかう治療法の可能性も考えられています。そんな勉強をしてみました。

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