11月17日の日曜日は神戸マラソンでした。天気も良くて、気温は少し高めでしたがとても走りやすい環境でした。走っていてマラソンを楽しいと思ったのは初めてです。といっても27㎞くらいまでですけれど。30㎞過ぎからは根性勝負となるので、そこからはいつも通り苦しい展開でした。記録は3時間26分38秒だったのでまあまあでした。
数か月の間SGLT2阻害薬を服用しながら練習をしていましたが、20㎞くらいまでの練習では全く薬の影響はありませんでした。ところが、マラソンを走った時に、後半20㎞弱から足が動かなくなり、3時間45分以上かかったことがありました。時を経ずして30㎞の練習会に出たときに、マラソン換算で3時間20分のペースで走ったところ、やはり20㎞過ぎから足が動かなくなりました。私にしては異常な遅さです。体の調子は悪くなく、20㎞の練習会では調子がよかったのに。
今回は、SGLT2阻害薬を10日ほど服薬中止して走ってみたところ、例年と同じ記録だったわけです。血糖は、筋肉の栄養ではなく、主に中枢神経系と赤血球の栄養だと思っています。やはり、必要以上に糖を出してしまうとエネルギーが足りなくなるのかもしれません。逆に20㎞までの負荷(かなり高度です)なら全く影響がないとも言えます。この辺が、糖尿病にSGLT2阻害薬が副作用なく使える理由かもしれません。
様々な臨床データより、糖尿病にならず、ましてや加齢による腎不全、心不全を防ぐためには、普段から糖質ダイエットが必要なのかもしれません。人間が糖質を十分(過度?)に摂取するようになったのは1万年前からであり、体の進化の度合いが追い付いていません。
blog神戸マラソン 3時間26分台でした。
2019.11.18