胃酸の過剰分泌、消化管の運動機能低下、ピロリ菌などの感染症、心理的な要因、食べ過ぎによる消化管ホルモンの過剰分泌など様々な角度から検討されてきました。それぞれの視点に立って各論的に治療が行われ少しずつ効果を上げていましたが、一元的に説明できる病態がありませんでした。従って根源的な治療ができずにいたわけです。
近年の研究では、十二指腸粘膜の微細炎症がその根幹にあることが強く推測されているそうです。なぜ、そのように考えられるのかについて、様々な研究結果を考察する勉強をしました。これから、機能性ディスペプシアの治療が変わってくる可能性があります。
blog機能性ディスペプシアの勉強
2019.11.26