あめのもり内科

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2020.02.13

 今日は国立循環器病研究センターでの勉強会でした。
 脳卒中には脳出血と脳梗塞が含まれていますが、1970年代以前の日本では案外とありふれた病気でした。その頃の日本人は血圧が高かったということがあるかもしれません。確かに最近になって脳卒中の年代別罹患率は減っています。一方で老齢人口が増えたので、脳卒中の好発年齢が後ろにシフトし、結局脳卒中患者数自体は減っていません。1975年から脳のCTができるようになり、脳卒中の中で脳梗塞の占める割合が2/3、残りが脳出血ということがわかりました。などという疫学的なことも勉強し、新しい治療法についても勉強してきました。
 脳梗塞の治療は、今では脳の組織をどのくらい救えるかを検査して治療を行います。数年前とは違って、脳梗塞の発症時期からの時間だけを考えて治療を行う時代ではなくなりました。その治療法にも、少し前には考えられなかったような血栓回収療法が出てきました。そのために使用するデバイスも次々と新しいものが作られてきています。

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