脂質異常症といえば、かつて一般的には空腹時の採血の結果で脂質異常症を診断していました。空腹時採決結果に基づいてLDL,HDL、nonHLD、TGの値が決められていました。これらの値は食事の影響をかなり受けるので、空腹時でない場合の基準も必要になり基準が新しく決められるようになってきました。
いつ採血しても中性脂肪が150㎎-dlを超えるようでは問題とします。悪玉コレステロールはいつとっても100㎎-dl以下を目標とします。また、高血圧や糖尿病、喫煙などの動脈硬化をきたす因子がある場合はLDL70mg/dl未満を目標とします。
まあ、そんなことを様々な細かなデータから、なぜこのような結果に落ち着いたのかについて勉強しました。
この結果に至る過程は複雑な臨床検査をおこない、出てきた結果をち密に解釈して出てきたものです。すなわち、出てきた結果に近づけるようにすれば、将来の健康寿命は保証されるというわけです。