二代目は主に脊髄の手術の話です。まずは、基幹病院から県をまたいで大学病院との連携ができているという話から始まり、内視鏡を用いた脊髄手術について学びました。
内視鏡手術の対象は主に脊柱管狭窄です。長さ20㎝、直径8.1㎜の管を通して手術を行います。一般の観血手術では骨についている筋肉をはがし椎間弓の間を削って広げ神経を注意深くよけながら圧迫している椎間板軟骨を取り除いてゆきます。内視鏡手術では筋肉を貫いて病変部にアプローチするので筋肉を外しません。内視鏡の先にはカメラがついており、内視鏡を通して道具を入れて骨を削ったり、軟骨を取り除いたりします。
通常の観血手術と同等の成功例で侵襲も少ないのですが、内視鏡手術をこなせるようになるまでかなり訓練を積まなければならないそうです。いろいろな症例の手術動画を見ながら勉強をしました。