あめのもり内科

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2019.01.26

20年から30年前には、糖尿病の合併症に最も注目されていたものは動脈硬化症でした。心血管系に関しては、狭心症や心筋梗塞が一番の問題だったわけです。今は、老年人口が増えて高齢者の糖尿病が増えた関係で心不全が問題となってきました。心不全といっても、収縮不全や拡張不全があり、その原因もいろいろで一概に一つの病気としてまとめることはできません。とりあえず心臓のポンプ機能が何らかの原因(何らかの病気)で落ちたことを意味します。最も悪さをするのは年齢ですので、高齢者が増えるということは心不全が増えるということになります。そこに糖尿病が加わればさらに心不全に悪いということです。高齢者は糖尿病になりやすく、これも心不全の増える原因となります。要するに一番の悪い要因は年齢ではないかということになりますが、うまく薬を使えば予後は改善します。糖尿病の治療薬の一つに、尿中に糖を捨て去る薬がありますがそんな関係でこれが糖尿病性心不全に良いのではないかという勉強でした。
そのほか、頸動脈の超音波検査で血管壁にこびりついた汚れを計測し、汚れの性状を検討することで、将来の血管病変(脳梗塞や心筋梗塞など)の予測ができるのではないかという勉強もしてきました。

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