diabetes causeこんな症状はありませんか？

• 尿の量が多くなった
• 以前よりもの喉が乾きやすくなってきた
• 食事量は変わらないが、体重が減っている
• 体がだるい

など

このような症状が現れた場合には、「糖尿病」の可能性があります。当院までお気軽にご相談ください。

diabetes cause糖尿病とは

糖尿病とは、体内で血糖を下げるホルモンである「インスリン」が分泌されなかったり不足したりすることによって、血液中の糖の濃度が高くなる病気です。
自覚症状は基本的にありませんが、進行すると様々な病気の発症リスクが上がる危険なものです。
なお、糖尿病は次のような流れで進行していきます。

糖尿病発症までの流れ

01血液が糖だらけになる

インスリン不足等によって血液が糖だらけになり、血糖値が徐々に上がってきます。

02活性酸素が大量発生する

血液内に糖が増えることで、血管の内側から活性酸素が発生します。大量発生した活性酸素により、血管が破壊されてしまいます。

03自覚症状が出始める

血管が破壊されることにより、酸素と栄養素が届かなくなるようになります。少しずつ、自覚症状が現れます。

04合併症のリスクが上がる

血糖値が高い状態が続くと、「糖尿病網膜症」が「糖尿病腎症」など合併症を引き起こします。

diabetes cause糖尿病の自覚症状

糖尿病は、初期段階では自覚症状が全くといっていいほどありません。症状が出るとしても軽いものがほとんどです。ただし、病気が進行してくると次のような症状が出てきます。
日常生活において少しでも次のような症状を感じたら、すぐに受診するようにしましょう。

糖尿病の自覚症状

手や足にしびれ・痛みを感じるようになる

血管がダメージを受けてしまうことで、酸素や栄養素が運ばれなくなります。それにより、末梢神経が障害を受けてしまうため、手や足の指などに痛みやしびれが生じます。

ED（勃起不全）

男性特有の症状です。血管の破壊や陰茎に張り巡らされている神経に障害が起きてしまうことで、勃起そのものや勃起が維持できない状態となります。

皮膚の乾燥・かゆみ

活性酸素による血管破壊により、皮膚に必要な栄養や酸素が運ばれなくなります。そのため、乾燥やかゆみを感じやすくなります。

頻尿・多尿、多汗、のどが乾く

頻尿や多尿、汗をかきやすくなるのは体の防衛本能です。血液中の糖を体の外に出そうとして汗や尿が自然と増えるのです。
そのため、尿や体臭は独特の甘いにおいを感じるようになります。さらに、糖を外に出そうとするため汗や尿が増えることから、自然と喉の渇きがひどくなります。

diabetes cause糖尿病の検査・診断

当院では、次の検査によって糖尿病の診断を行います。
時間をかけて診断を行うこともありますが、丁寧な診断こそ確実に患者様の現状を知る上で必要不可欠です。

HbA1C（ヘモグロビンA1c）

糖尿病の検査において、「ヘモグロビン」の検査は欠かせません。
過去、1〜2ヶ月間の平均血糖値を反映した指標です。

早朝空腹時血糖検査

食事から10時間以上あけて、血糖値を検査します。

随時血糖検査

食事時間に関わらず、血糖値を測定する検査です。

これらの検査によって「糖尿病型」と診断された場合には、後日再検査を行います。それでも血糖値に異常があり糖尿病型が疑いないと、それが確定診断となります。

diabetes cause糖尿病の治療方法

糖尿病の治療は、基本的に「内服薬」と「インスリン注射」の2種類となります。
内服薬は大きく5種類ありそれぞれで作用が異なるため、患者様の状態に応じて選択・組み合わせを行います。

• インスリンの分泌を増やすお薬
• インスリンの働きを良くするお薬
• 腸管からの糖の吸収を遅くするお薬
• 食後のインスリンの分泌を増やすお薬
• 腎臓での糖の再吸収を抑制して、尿から糖を排出するお薬

大切なことは、「ただ血糖値を下げればいい」のではなく、患者様にとって「飲みやすいもの」を出すこと、「生きやすさを第一に考える」ことです。「あめのもり内科」では、患者様のライフスタイルに合わせて治療を進めるようにしています。