あめのもり内科

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2019.01.18

便秘の勉強第二弾では腸内細菌の勉強をしてきました。
NHK人体で放送された通り、腸内細菌が人間の免疫力を左右していることがわかってきました。といってもまだまだ研究が始まったばかりで、さらに対象が60兆個もある菌のことです。ある菌がある病気に関係するなどという単純な話ではなく、各種菌同士の関係性が病気や病気の勢いを左右する因子となります。検出できる菌の種類や数は同じでも、食事によって菌種の働きが変わり生体の免疫に対する影響も変わります。
胎児の腸内細菌は母体の口腔内細菌に影響を受けているとか、生後二、三か月の食生活や抗生物質の作用で一生の腸内細菌環境が変わることがあること、日本人の腸内フローラはその他の民族とは違うこと、人種によるよりも生活環境の影響が腸内フローラに係ること、腸内細菌の働きを左右するのは主に食物であること、成人してからも口腔内環境をよく保つことが重要であることなど話は多岐にわたりました。ある種の精神疾患や神経疾患、糖尿病などの代謝疾患も腸内フローラが大きくかかわる可能性があること、そして食によってフローラの機能が左右されその結果で先の病態が変わっていることなどの知見を得ることができました。
さらに、今回は胆汁酸の勉強もしてきました。一時胆汁酸、二次胆汁酸。毒性の強い一時胆汁酸を生体が抱合して二次胆汁酸に変えたあと、なぜ腸内細菌が脱抱合して一次胆汁酸に戻すのか。そのほか腸内細菌が胆汁酸に及ぼす影響は何か、影響を及ぼす理由は何か、胆汁酸をターゲットとしてのそう薬がなぜブームになるのか、その他書ききれない勉強をしてきました。

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