あめのもり内科

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2021.05.26

5月10日から高齢者のワクチン予約を取り始めました。当日は100人ほどが外来に並び、朝8時から夜の9時ころまで一秒も休まず電話が鳴りっぱなしでした。17日からワクチンの供給が始まりましたが、最初の週は25人分だけです。次の週は30人分だけです。そのまた次の週もそのまた次の週も本当に限られた人数分しかワクチンが来ません。
予約を取る手続きをした人は10日と11日に合わせて400人ほどになりました。ワクチンがどれだけ入るかがわからないまま、一度打った人は3週間後にまた打たなければなりません。したがって予約といっても確実に打てる日を約束するものではなく、ただ単に順番を取るだけの予約です。予約を取るついでに外来受診した人も多く、外来人数そのものも普段よりかなり多くなりました。
実際に来院した人と、電話で予約した人を合わせて順番をとるので、並んだ人は自分で感じるより順位が下になります。電話が通じなかったから並んだにもかかわらず、順位が後ろのほうだったという人もいました。電話がつながらなかったのは電話会社が回線を制御したからであって、並んだ人から予約を取るべきだったと主張する人もいました。また、電話予約が前提なのに、並んだ人を予約に加えるのは理不尽だという人もいました。年齢やなじみによる優先順位を設けるべきだという人もいました。整理番号を配ればよいとかいう人もいたり、国にはワクチンの備蓄があるので、たくさん打つことができるはずという人もいました。理解不足から生ずる意見なので実現性はありません。面白いもので、誤解している人は説明しても理解はしてくれませんが、理解している人は説明でより深く理解してくれます。各個人がよりどころにしている社会文化や年齢などの影響を受けて、一般的に思考の柔軟性は失われ硬直化してゆくと言われています。なるほどと実感を持って納得しました。
ワクチンを打ったら15分はその場で密にならないように経過を観察しなくてはいけません。一気にたくさん打つわけにいかず、問診表の不備を直したり事務手続きも煩雑で、外からは見えず現場でしかわからないことはたくさんあります。5月26日の時点でようやく事態は落ち着きつつありますが、当院の事務の方々の努力のおかげです。
 
さて、ワクチンの予約ですが、今までで700人超の予約があります。インターネットが使えない方々すべてがさばけるのが6月末になります。7月からはインターネットを介しての予約のみとするので、電話の混雑はなくなると思います。

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