お知らせ

咳の勉強 喘息 慢性閉塞性肺疾患

2019.07.27

今日は咳の勉強をしてきました。咳は感染症で起こったり、アレルギーで起こったり、様々な原因があります。症状もそれぞれで、長く続く咳もあれば、起こり方に性差があったりもします。単なる風邪と思われる咳でも、基礎疾患によっては案外と長引く場合もあります。患者さんは、長引く咳から様々な医療機関を訪れ、結果的に医療費もかかってしまいます。

特にアトピー性要因を基礎に持つ気管支喘息の患者が、ライノウイルスというありふれた風邪の原因ウイルスに感染すると問題が起こる場合があります。このような患者の気管支粘膜は、ライノウイルスがくっつきやすい受容体が気管支細胞に発現していることがあり、さらにこのウイルスを追い出す役目を持つインターフェロンが足りなかったりもします。免疫機構の脆弱さから感染を長引かせたりします。つまりは気管支喘息患者にはライノウイルスは天敵です。

感染症の立場から気管支喘息をみれば、新しい吸入治療薬の使い方も見えてきます。感染症を誘発しにくいタイプの吸入ステロイド、さらに気管支を広げるタイプのベータ刺激薬、細い気管支の拡張をはかりつつ気管支粘液の分泌を抑える抗コリン薬、これらの使い方について、上記の細かい病態生理を踏まえた治療について勉強してきました。

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