あめのもり内科

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2023.06.11

現在、喘息の治療は吸入薬を使うことが主流になっています。具体的には、ステロイド、細い気管支と太い気管支両方の拡張をはかる薬、これら三つの薬が混じったものを吸入するということです。

吸入するための道具にはいくつか種類があり、パウダーを吸うもの、霧を吸うものなどがあります。医療側は治療を行っているつもりでも、実はこれらのデバイスは使い方によって効果がかなり変わってきます。強く吸いすぎると、肺には薬剤があまり到達せずに胃に飲み込まれてしまう、弱く吸うとそもそもの効果が得られないなどということがあります。また、患者側には、少し良くなると本来必要な治療を望まなくなるということもあります。本来の治療とは、症状が少し良くなるだけではなく、病理学的な気道の変化が改善することです。症状だけの治療で済ませてしまえば、将来起こるかもしれない病態の増悪が防ぎきれません。ぜんそく治療は、症状だけに頼らずに薬剤を適切な量で適切な期間使用する必要があります。

そんな勉強をしました。

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