あめのもり内科

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2024.03.09

この感染症に対してワクチンの有効性はよくわかっています。動物実験では、ワクチンを打てば脳へのウイルス感染が防ぐことができるそうです。今日はそんなワクチンの有効性について勉強しました。講師の先生は、テレビなどでワクチンの重要性を強調するたびに反対意見が殺到すると言っていました。反ワクチン派の活動エネルギーやおそるべしとのことです。きわめて精緻な実験や観察研究によってワクチンの機構が明らかになってきていますが、生理学解剖学その他の専門的な知識がない人の声は案外と大きいらしいのです。

さて、今回流行しているオミクロン株は毒性が低いことが知られています。ところが、実際の臨床の場では死亡例が増えていました。毒性が低いのに死亡率が高くなってきたのです。高齢者はCOVIS-19に感染すると誤嚥を起こし肺炎球菌性肺炎による死亡が増えるらしいのです。肺炎に一度かかると認知症は悪化しますし生活の質は格段に低下して、最終的に死につながるのです。COVIS-19そのものが脳に感染して認知症が悪化することもあるとのことです。オミクロン株は脳幹部のサブスタンスP量を低減することで誤嚥性肺炎を誘発するということが原因です。一度COVIS-19に感染すると何度も誤嚥性肺炎を起こすようになるのです。

後遺症に関してもワクチンの効果は明らかです。

インフルエンザとコロナはどちらが悪いのでしょうか。65歳未満ではインフルエンザが悪く、65歳以上ではコロナの方が悪いのです。ワクチンを何回も打てば、コロナに対する被感染性と後遺症発現がかなりの確率で防ぐことができるというデータが集積されてきました。

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