23日は、地域医療における脳外科の役割という題で、地域基幹病院の脳外科副部長の話を聞いてきました。
まずは脳卒中の話からですが、脳卒中とは脳出血19%、くも膜下出血6% 残り75%が脳梗塞となります。
治療は、まず脳出血については脳の圧迫症状があれば血種の除去手術を行います。脳梗塞については血栓溶解剤を使ったりしますが、最近では大腿動脈から責任血管にカテーテルを挿入して血栓を吸い取ってくる治療法も発達してきました。くも膜下出血については、多くが動脈瘤からの出血になるので、これもカテーテルを用いて動脈瘤内に細い金属でできたコイルを詰め込む術式が行われるようになりました。それでもくも膜下出血の死亡率は1/3,寝たきりになったりするような重篤な後遺症が1/3起こります。出血は止められても、その後の血管の攣縮による脳梗塞が発生することも後遺症が多い原因になります。
そんな勉強をしてきました。