あめのもり内科

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2019.04.15

 気管支喘息の基本病態は気道の炎症です。炎症を抑制するためのステロイド療法、抗ロイコトリエン療法、気管支拡張のためのβ2刺激療法、テオフィリン療法などがあります。最近では吸入療法が主体で、これらの治療により喘息の多くはコントロール可能となりました。それでも全喘息症例の11%がコントロール不良の重症喘息であり、重症では喘息治療に使う医療費の60%を使うといわれています。

 最近では、喘息とは「単一の疾患ではなく,喘鳴と呼吸困難を主訴とする症候群」として、表現型の新しい分類としてクラスター解析によるフェノタイプの分類が進んでいます。今では様々なクラスター解析が発表されています。

 一方で、喘息の基本病態である。気道炎症を分子生物学的アプローチによって解明し治療に役立てる試みも進んでいます。

 今回はこの分子生物学的見地から気管支喘息の治療を行う勉強をしてきました。

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