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    糖尿病による臓器障害 SGLT2阻害薬の・・・

糖尿病による臓器障害 SGLT2阻害薬の可能性

2021.01.24

糖尿病では腎機能が低下してゆくことが知られています。透析に至る病態の一位か二位を占めています。典型的な糖尿病腎症では、まず蛋白尿が出現しその後にアルブミン尿が出現して腎機能が低下してゆきます。最近では人口の高齢化や肥満化に伴って、蛋白尿を経過せずに腎機能障害となることがあります。おそらく動脈硬化の影響が強く出ているからだと思われます。さんせい

さて、このこのような障害腎ではエネルギー源となるATPの産生と利用が悪くなっており、腎症が進めば進むほど腎機能が低下してゆきます。このような腎に、エネルギー源としてケトン体を供給することによって腎症の低下を緩やかにできることがわかってきました。ケトン体を増やすSGLT2阻害薬が腎症に効く理由の一つがここにあると思われます。慢性心不全にも同じ理由が適用されるようです。といっても、ケトン体がこれらの不全臓器に効果があるからと言って健康臓器にもよいとは言えません。不全臓器なりの病態があるからです。また、ケトン体を増やす方法によって効果が違う可能性があります。絶食によるケトン体増加と、ケトン体投与によるケトン体増加、さらにSGLT2阻害薬によるケトン体増加が同じ効果という証拠はありません。ケトン体が増えすぎてもよくないことが起こります。とりあえず、ここではSGLT2阻害薬が腎不全や心不全に効く理由をケトン体から考えることができそうという勉強でした。ちなみにSGLT2阻害薬以外の糖尿病治療は、すべてインスリン作用を増強することでケトン体産生を抑制する方向に働きます。

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