お知らせ

心房細動with冠動脈硬化症の治療

2021.04.10

心房細動では大きな脳梗塞を起こすことが知られています。不整脈によって心臓内に血栓が発生し、何かの拍子に血流にのって脳で詰まるためです。これを防ぐために血栓をできにくくする抗凝固薬の投与が欠かせません。一方、冠動脈の閉塞によっておこる心筋梗塞の治療には抗血小板薬の使用も欠かせません。冠動脈内にステントという網目状の筒を入れて血行を保つ治療には、その後の血栓の発生を防ぐための抗血小板薬が必要です。

では、心房細動と冠動脈硬化症を併発した患者には抗凝固薬と抗血小板薬を投与するのでしょうか。この是非について勉強をしました。

結論から言うと、ステントを入れた後しばらくは抗凝固薬抗血小板薬数種類の投与が必要ですが、落ち着いてきたら抗凝固薬のみに減薬したほうが良いということです。この結論の基礎には緻密な臨床研究がありました。

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