かつて糖尿病治療とは血糖の改善のみを目標としていました。インスリン治療などではそのあまり、血糖をよくしすぎてやりすぎていたこともあったようです。シャカリキに血糖をインスリンでよくしようとした場合に、あろうことか治療により死亡率が高くなっていたことさえあったようです。この20年ほどの間で糖尿病の治療は劇的に変化しました。今では血糖の改善のみではなく心臓や腎臓をも一緒に考える時代になりました。それほど薬が良くなってきたということです。
尿糖を出させるという薬が、糖尿病の治療という枠を超えて、糖尿病のない心不全や腎不全にも用いられるべきという時代になりました。今回はそんな勉強をしました。