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  • CKD治療にSGLT2阻害薬とフィネレノ・・・

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2024.12.08

糖尿病合併・被合併にかかわらず、またアルブミン尿の有無にかかわらずSGLT2阻害薬を使うべきということになっています。しかしながら、この薬を使っても腎臓機能低下は完全には防げません。

さて、高血糖が持続するとMRの安定性が増加し、MRが無秩序に増加します。フィネレノンもスピロノラクトンもMRの抑制力は強いのですが、スピロノラクトンはステロイド骨格を持ち副作用があることは周知です。また、スピロノラクトンは肝臓で代謝されますが、この代謝物にも薬理活性が残っており、これが腎臓に悪影響を及ぼします。フィネレノンの代謝産物は活性がありません。

糖尿病関連腎臓病ではあらゆる介入を同時にお降べきで、SGLT2阻害薬と中心に、フェネレノンを使いRAS系阻害薬を使い、生活習慣の管理をするべきです。島根県では、これらの薬剤の投与を積極的に行い、統計的に透析導入数が減ってきたようです。

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