お知らせ

アルツハイマー病と生活習慣

2020.07.14

 アルツハイマー病の病理形成機構として、神経細胞内のアミロイドβペプチド(Aβ)の沈着が引き金となって、タウタンパク質が凝集する神経原線維変化が起き神経細胞死に至るという「アミロイドカスケード仮説」が支持されています。これらの変化は、症状が出る25年前から始まってきていることが分かってきています。
 さて、それではこれらの神経原性変化をどうやって防げばよいのでしょうか。今回は、生理学的モニターを装着して集めたデータから検討した結果について勉強しました。
 結論としては一日4000歩弱の歩行と会話が大事だそうです。ただし、歩行効果は上限がありそうだということ、会話が長すぎても運動時間が減ってしまうために、予防効果にも上限があり会話が長すぎると逆効果にもつながるとのことでした。何より、質の良い睡眠を6時間前後取り、昼寝を30分強まで取ることが大事であることも示唆されたということです。起きているときに先の示した、神経内に蓄積する物質が増え、寝ているときに神経組織から排泄されているようです。そのためにも、途中覚醒のない質の良い睡眠が大事なのではということでした。また、理由ははっきりしませんが、あまりに長期間な睡眠は逆効果なようです。

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